令和6年3月11日 高来町溝口追憶散策

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風の丘楓の先生と溝口追憶散策

妻の居所は妻の実家に行けばわかる・・・そう譲らない先生と溝口へ

記憶をたどり奥様の実家があったと思われる溝口あたりを探す先生。
 
記憶をたどりながら一生懸命探します。

しかし、家はない。
妻の両親もいない。

「‥‥ほんとなかばい‥‥」
「‥‥どこに移っておるとか‥‥」
「(両親は)健在かどうか‥‥」
「ほんなこて、なかばい‥‥」
「家はもうない‥‥」

ポツリ、ポツリと家がないことをご自分の言葉で認めて頂きました。

つらい、何故ない?妻は、妻の両親はどこに?

追求することも、固執することもなく歩きました。

教員仲間のご自宅を見つけ突然訪問。

当たり前のように家にいるはずとピンポン

出て来られたのは息子様

10年前に他界されたことを聞きました。

息子様は先生の息子様と同級生。

突然の訪問にも丁寧に応対してくださり感謝。

これまで何度も娘様から溝口の家はないと聞かれていたそうですが、先生の記憶は溝口にいるはず・・

ゴミのように捨てられてと言われた先生。

わからない毎日、いつ帰るのか、いつ妻と会えるのか‥‥

私たちの説得、事実の押し付けは意味なく、現実を見て知って頂きました。

変わっていく街、人‥‥そして老いて行く自分をわかって頂きたい。

これまで、帰宅願望で繰り返し施設を飛び出し帰ると歩いたこと、スタッフが一緒に付き合ってあるき、帰った。

ダメ帰っちゃ❗
家に帰れない❗そんな帰宅願望を否定する支援ではなく、付き合いながら、家には帰れないことを自ら理解し、グループホームに戻ることをご自分で決めて頂く支援をしてきました。
鍵がない、家に入れない‥‥仕方がない戻ろうか‥‥辛いけどそうしないといけないご自分の境遇を受け入れて頂くサポート。

今日の記憶はまた消えるかもしれません。

しかし、今日感じた気持ち、家がない‥‥ない‥‥とポツリポツリ言い、黙って探すのをやめた先生の心はきっと残ると私はおもいます。

そうやってみなさんはご自分の今を受け入れて行くのだと、その境遇を受入れるお手伝いが私たちのお仕事と思うのです。

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