先日グループホームたかきに山積みしていた竹チップの中から、たくさんのカブトムシの幼虫を捕まえたブログをアップしました。
老体2人で捕まえたのは40匹。しかしまだ全部は獲りきれてないだろうということで、近くの高来西小学校の校長先生をご紹介頂き、生き物クラブのみなさんが獲りに訪ねて来てくれました。
まずはお互いに挨拶を交わして、カブトムシ幼虫捕獲授業のスタートです。
さすが5、6年生。まあ元気いっぱい!さあ、見つかるかな〜?
いました!それも多数!生徒が叫びます。フィーバー!
同じところに固まっていたそう。こう言う場合の彼の表現が「フィーバー」だそう。
みんな自分で見つけた喜びは格別。満面の笑顔が見れて良かった!
グループホームたかき、デイサービスたかきのみなさんも見学です。小学生からパワーをもらい、みなさんも素敵な笑顔です!
さあ、1時間で多分30匹くらいは見つけたんじゃないでしょうか?先生から、1人1匹学校に帰ったら分けて持って帰っていいぞ〜!って事で生徒のみんなも喜んでました!
私たちグループホームがなぜ地域のみなさんと交流する必要があると思いますか?今日のような機会がどういう意味があるのか?
それはまず、グループホームという小さな人数の入居者さんとスタッフ同士が狭い空間の中だけで過ごすことは、認知症に対しては混乱が生じるのを極力避けることにつながり、また個々人に合わせたケアが実践でき、それによって認知症の方にとって個性を尊重されているという感覚を生み出し、そこから安心感を得られ、さらにそこから個々人の役割が生み出され、意欲が引き出されるという理想的な効果はあるでしょう。しかしまた反面、濃密な関係性が生み出されやすいために、さまざまなトラブルが生じやすく、またその濃密な関係性が仮に悪くなった場合には、入居者さんの逃げ場がなくなってしまいます。
ですから今日のように地域のみなさんや子供たち、そうして自然に触れることは、単調になりがちな濃密な関係性に対して適度な刺激となり、生活に変化がもたらされるのです。
またご入居者のみなさんの生活の質が、グループホームの中の関係性などに左右されないように、私たちは今日のような取り組みを積み重ねるわけです。
私たちグループホームにおいて、このような目的があり、またさまざまな効果が生み出される上に、地域の子供たち、また学校教育の現場で奮闘されている先生方のお役に立ち、みなさんの素晴らしい笑顔が生み出されるのであれば、これからもこういった機会を大切に継続して行かねばなりません。
さあ冬場に竹を切りためて、春先にチップを積み上げねばと気持ちを新たにさせられました。
老体2人じゃいつまで持つか…。早くその目的と意味、価値に共感できる若者の登場に期待するばかりです。
まずは地域のみなさんと同じ住民である事を感じて頂き、子供も大人も気兼ねなく訪ねたくなるグループホームとなるよう更に取り組みを積み重ねて行きます。