令和7年2月24日 向き合うこと話すこと

スタッフブログ
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GH風の丘たかき
22日ザーさんの取り組みの様子です。

お疲れ様です。

グループホームたかきA棟です。

スさんの新人研修を実施を行いました。
21日に職員(スさん含め2名)
利用者(シマダさん)と一緒に買い物へ
行ってもらいました。

22日に実行しましたが。。
職員の説明不足もあったみたいで、
本人、困惑された部分もあったように
思えます。

利用者さんに色々教えて貰いながら、
一緒に作りました。

お疲れ様です。
ひまわり ほたるの岩永です。
新人研修の取り組みで壁画を作りました。皆さんのご協力本当にありがとうございました。

演出(仕掛け)と動機づけ

新人研修座学にて

【1】自立・自律と自己選択(自己決定)、演出(仕掛け)と動機づけ

【2】認知症とBPSD

【3】BPSD解決の流れ

を学んで頂いた。

現場実習として演出と動機づけの取り組みを行って頂いた。

新人の方々いかがだったろうか。

今回の新人さんはミャンマーからの2人を含み3人。ミャンマーの方々には言葉の壁がありながら、また日本人の方は介護の現場がはじめて。

そんな新人さんにいきなり取り組みの現場実習はたいへん。なのでちゃんと指導担当のベテランスタッフをつけた。

案の定わかってなくて・・・むしろ新人さんのほうがわかってたりして・・・教えた甲斐があった!

この数年、費用を払って講師まで呼んでやってきた研修は何だったんだ‥‥。

今回の現場実習はそんなわかってないベテランスタッフを見ながら日々考えて来たことを新人さんに学んで頂きたかった。

1番基本の入居者と向き合うこと。

話す、聞く、触れる・・・そう技法はユマニチュードで学んだ。

今日、食事介助をしていたベテランスタッフが「こっちを向いて!」と何度も叫んでいた。

いやいやあんたが入居者を見るんや!

わざわざ、食事介助の向き合い方見せたやろー・・・。悲しい現実にただただ・・・入居者に申し訳ない・・・。

2番目にとにかく入居者と話す、声をかける・・・

これまた先日の話、朝から出勤してきたと思いきや「何から(仕事)したらいいですかー?」と叫ぶスタッフ。

いやいや先ずは全員と挨拶せんかい!顔をみて声かけて様子を伺うんだろー。

スタッフをみていてよくわかる。

苦手な入居者の相手はしない、介助はしない。向き合えない。。もっと言えばしたくない仕事はしない。

だからいつまで経っても認知症ケアができない。というより高齢者介護の仕事なんで認知症はつきもの、だから仕事ができない。

高来町にお世話になるまで在宅だけ、相談業務しかしたことがなかった。

ここに来て施設を経験し認知症の方々とガッツリ向き合いたくさんおしえて頂いた。

ちょうど前職を辞めたときにユマニチュードの創始者イブ・ジネスト氏の講演を聴いた。

これは本物だと学びつつ入居者の皆さんと向き合いながら失敗もし、学びを振り返り・・・

在宅支援から施設支援に人生が変わったのは運命だったのか・・・

新人さんにはとにかく入居者と向き合い、ためらうことなく接するスタッフになって欲しい。

向き合わねば私たちの仕事「その人のらしさを尊重し生活して頂く」ためのお仕事はできない。

今日、日本介護支援専門員協会主催の研修「認知症対応型共同生活介護に関わる介護支援専門員のための手引き研修」を受講した。

グループワークで県外の第三者評価機関の評価員をされている方が

「これまでのたくさんのグループホームをみてきたが個別性のあるプランを見たことがない。皆さん、プランに個別性とはどう作っているのか?」

この質問に県外のグループホームに勤める看護師が

「・・トイレの後確認をするかどうか、入居者によって違いがあって・・・そこに個別性があると」

へ?マジで答えてます?

悲しい現実にいったい今日の研修はなんなんだと。

その人らしさは排泄の確認の違いか。

ミャンマーには高齢者施設がないらしい。羨ましい。施設があるから施設に入らねばならなくなる。ないなら、ないで何とかなるんだ。

東大の名誉教授上野千鶴子氏がまたまたネット発言で盛り上げておられるが、

<私たち団塊の世代は物わかりのよい老人にはなりません。暮らしを管理されたくない、老人ホームに入りたくない、子どもだましのレクリエーションやおためごかしの作業はやりたくない、他者に自分のことを決めてほしくない、これが私たちです。上の世代のように家族の言いなりにはなりません

いや~誰でも思っとるやろー・・・ではない現実は私もそのひとり、入りたくない老人ホームと子どもだましのレクにおためごかしの作業をする事業所の職員なのだから‥‥。

しかし、彼女の言っていることは既にオランダのビュートゾルフで実現されている。

高来町という地域でできないものか何度となく周囲に種を撒こうとしたが・・・相手にされなかった。

ビュートゾルフの話をはじめたら終わらない・・・話を戻そう。

ブログにも繰り返し書いてきた。

この介護の仕事は決して優しさとか寄り添うとか曖昧なものではない、むしろ優しさで人の残された人生は支えることなんてできる訳が無い。

新人研修では「優しい心」は一切おしえていない。というより私は残念ながら優しい心を持ち合わせていないんで教えることはできない。

私たちの仕事の基本である、

自律・自立支援

その人らしさの尊重

認知症の理解

そして具体的な技法(毎日の業務)、仕掛けと動機づけ。

わずか2時間3回の座学ではとても足りないが、現場で入居者と向き合いながら身につけて貰うしかない。

仕掛けを考え入居者の動機を引き出す。

入居者と向き合い相手を知る。

知るからこそできる「あなたの役に立ちたい」仕事。

決して機械的に風呂糞介護ができるということではないこともわかって頂きたい。そんな大昔の介護はいらない。

現場実習を経てどれだけ入居者と向き合えただろうか。

向き合えた数だけ実習の評価は高くなるだろう。何故なら向き合うことが仕事だから。

次その入居者と顔を合わせたらわかる。笑って答えてくれるから。

あなたに会えて良かった!!あなたのそばに居れて良かった!!そう入居者に言ってもらえる、思ってもらえるスタッフになって欲しい。

それが残された人生の支えになると私はいつも信じている。

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