一昨年、ひまわりの裏の雑木林が伐採されました。
国道からもすっきりはっきりひまわりが見えるようになりました。
お陰で裏は裏庭にしよう!と現在進行中…歩みはのろいけど。
冬の霜でやられたり…土がまずかったり…遅々として進まない…
なぜやるかって?
だってこんな風景が見たかったから。
更に彼女は足元のコンクリートに四つ這いになってつわやらフキやらタンポポまでも摘んで楽しんでます。
彼女は車椅子生活です。しかし、この体勢…自分でするんですよ❗
ご家族に早速ご報告しました。
スタッフが見てないところで、車椅子からおりて、外に出ています。
ご家族のご了承が得らるならば、窓の外に鍵をして開かないようにします。
しかし、お母様は外を眺め、自ら外に出て花やつわ、フキを摘んで楽しまれてる。
ケガをするリスクはあるけれど、お母様の楽しみを尊重したい。
ご家族はどう思われますか?
「母から聞いてました。外に出てることを。ケガをしても仕方がない。そのままでいいです。」
この入居者様、入所当時食事も食べれない、意欲もなく、また病院に戻るかも…と心配でした。
しかし、今はこの通りお元気になりました❗
ご家族には、ご自宅でも生活が出きるかもしれませんよ、とお伝えしたところです。
施設に入所していても、認知症を患っていても私たちと「喜び」「楽しみ」は何ら変わらない。
ひとりひとり、楽しみは違い、求める価値も違います。
私たちの役割は、生きるために必要な、必要最小限の安心、安全を提供することではないと考えます。
喜怒哀楽があり、自分の存在価値がある。
たとえ、施設という小さな閉ざされた場所でも、小さな社会の中で人生は全うされていく。
私たちは、皆さんの残された人生が「生きていて良かった~」最期に「良い人生だった」と思って頂けるよう、最期まで共に歩きたいと思うのです。
ヨシ子さん、元気になってくれてありがとうございます。