ある日のある事業所の申送りノートに書かれた「お願い」です。
日頃の業務ありがとうございます。
現在入浴を1人で対応しておりますが、諸々意味があってのことです。
その中での理由の1つが以前グループLINEでもあげさせて頂きましたが、職員の皆さんも各々振り替えられたことと思います。
現在の当事業所はいかがですか。
人員が足りないと言われると何も出来ませんが、フロアの人員を確保する為に入浴を1人で行っています。
毎日の取り組みです。
毎日の事業所です。
利用者さんの配置に合わせて職員も配置してください。
先日の研修で当事業所では〇〇様を対象に個別機能訓練メニューが提案されました。
メニュー表ご覧になられましたか?
他の方々も巻き込んで頂いて構いません。
ずっと座られている利用者の方々をただ見るだけでなく、感じとってください。
ご多忙とは重々承知です。
ご協力よろしくお願いします。
日々のご苦労が伝わる内容かと思います。
ありがとうございました。
事業所の状況はそれぞれで違います。
皆さんの事業所で個別計画の取り組み、先日から始まった個別機能訓練。
取り組みは継続してますか。機能訓練ははじまりましたか?
早速取り組んで頂きました。
お疲れ様です。
山口先生昨日は現場と研修とお世話になりました、ありがとうございました。
長田さん
訓練内容まとめて頂きありがとうございました。
上野様、早速午前中より取り組み行いました。
ワイピング、ビジョッグボード、ボールを使った下肢挙上訓練行いました。
ボールを使った下肢訓練では他の方も数名興味を持たれ皆さんで取り組むことでお互いに声かけされる場面も見られました。
寒がりの上野様々はレンチンホットパックがお気に召されたようです。
毎日継続できるようにし経過観察出来るようにしていきます。
今後もご指導よろしくお願いします。
お疲れ様です。
長田さん機能訓練の実施内容ありがとうございます。
デイたかき山口様、東様の訓練内容できる限り実施して参りたいと思います。
午前中はフロア内看護師1名になる時がありなかなか手が回らない面もあります。
でもスタッフ全員一生懸命頑張っております。
ご了承の程よろしくお願いいたします。
お疲れ様です。
昨日の研修、ありがとうございました
長田さんお忙しい中、作って頂きありがとうございました。
とても分かり安く助かりました。
早速、他の入居者の方もまき込んで山田様に取り組みたいと思います。
ありがとうございました。
スタッフの皆さんから取り組みへの意気込みがわかるコメント
長田さんからは早速訓練内容が介護スタッフでもわかる写真に図。
悲しかな和敬会スタッフの中には未だに我々の仕事は3大介護「排泄、食事、入浴」と思っておられる方がいるようです。
悲し現実‥‥
私たちのお仕事のメインは「自立・自律支援」であることを耳にタコができるくらい言い続けてきました。
そこから和敬会の企業理念「すべての人の笑顔とhappyの実現を目指します。」が存在するのです。
3大介護は生きていくために必要な支援。
介護保険法でも謳っているように介護保険の目的は自立支援なのです。
残された人生。終の棲家として選んで頂いた方々へ残された生活の限りない自立・自律を目指すことを提供しなくてはなりません。
そこには「笑顔」と「happy」が生まれるに違いない。
先日私はグループLINEで皆さんに某事業所の二の舞いは避けたいと書かせて頂きました。
それには会社の存続が何を意味するのか、会社がなくなるとどうなるのか。
スタッフの生活
そして、グループホーム4棟36名、有料老人ホーム27名の方々の生活の場が無くなるのです。
仮に行き先が見つかったとしても認知症を抱える方々がまた新しい施設に行くならば短期記憶障害のもと混乱と不安に苛まれるのです。
生活を守るとは会社を守ることでもあるのです。
人手不足は和敬会に限ったことではなく、多くの事業所が抱えている。
長期ビジョン
‥‥人材不足が加速し事業所の閉鎖、縮小が進んでいます‥‥
‥‥まず事業所としてやるべきことはサービスの質の向上、つまりご利用者やご入居者の望む生活の実現と居心地のよい場所を実現し、自立にむけてしっかりと結果を出してゆくことです。
スタッフのみなさんそれぞれがやるべきことは、知識、技術を得ながら、介護のプロフェッショナルとして常に自己の成長を目指し、それを日々のケアに活かしながら、ご利用者やご入居者の望む生活の実現と居心地のよい場所を実現し、自立支援を常に頭に置きながらケアを実践することです。
3大介護と個別取り組みに機能訓練は私たちが皆さんに提供する両輪でなくてはいけないのです、
冒頭のスタッフの「お願い」は掲げる長期ビジョンとはほど遠い現実。
もちろん企業理念からも遠いことを現しています。
どんなに認知症が進んでいても、車椅子生活でも、どんなに重い障害があっても自立・自律は目指せる‥‥笑顔とhappyは目指せることを私たちはたくさん見てきました。
私たちの働く現場の状況は決して楽でもなく順風満帆でもありません。
働きやすさをまっている間に皆さんは歳を重ねていく。
待ってはいられない。
私たちが考え、動くしかないのです。
そう、私たちひとりひとりが。
いつの間にか、和敬会はスタッフ50人を超える事業所になりました。
50人ひとりひとりが全力をだしたらきっと60人の入居者様、利用者様の笑顔もhappyも溢れるくらいの事業所になるに違いないと確信しています。
和敬会全てのスタッフが欠くことのできない人財になるチームワークとひとりひとりの力が入居者様、利用者様に注がれることを願いたい。
前のめりに前進です。躓いても大丈夫!そばには支える仲間がいる。