お疲れ様です。
夜分に申し訳ありません。
本日、ケアマネさんと共にミチコ様の面会へ行って参りました。
以下、状態の報告です。長文になります。申し訳ありません。
覚醒はまずまず良好で会話は可能。ケアマネさんのことは認識されている印象でした。
会話は可能ですが、呼吸機能低下、筋力低下のためか文末は息が切れるようなら話し方。
デバイス類は、軽鼻カニューレ(酸素2L/分)、胃管留置、膀胱留置カテーテル、末梢静脈ライン1本でした。
・酸素はまだ継続しないと酸素飽和度が低下するとのこと。
・経管栄養は2回/日(朝、夕ともに125kcal +昼に白湯)
・膀胱留置カテーテルは入院時から留置しており抜去は試みていない
・末梢静脈ラインから、点滴が2本(500ml×2本、恐らく維持的程度のもの)
・吸引は今はほとんど行っていない
・両上肢は抑制帯で抑制中。抑制の影響か、左手指〜手背に浮腫あり
・先月末頃から嚥下訓練を開始されているが改善はない(トロミをつけたお茶を口腔内に含まれるが嚥下が起きない。そのため、棒付き飴を使用して嚥下を促している。)
・離床はリハ時のみ。面会時はベッドはフラット。
・口腔内は乾燥。
上記の情報から、看護職の方は問題点が多々あることに気づかれると思います。
①今の状態でグループホームに帰ってこれるか?
②グループホームに帰るためには何を改善しないといけないか?
③どんな状態になったら帰ってこれるか、それは可能か。
④今の状態で帰ると言われたら何が必要か。
介護職の方も考えてみて下さい。
時代は令和です。
なぜこんな管理をするのだろうと落胆と疑問でいっぱいです。
先日、入院中のミチコさんのところへ看護師 Isseiさんとケアマネさんが面会に行ってくださいました。
上記はIsseiさんからのグループLINEに挙げられたご報告です。
スタッフのみんなはこの丁寧な報告からミチコさんの今をイメージ、頭に思い描くことができただろうか。
どんな思いで毎日過ごしているのだろう。
毎日目に映る景色は病室の白い天井。
痛みは?お腹は空いてない?食べたいものない?
言いたいことはない?したいことない?
誰に会いたい?
苦しくない?身体も心も‥‥
世の中、介護の世界で「医療と介護の連携」と言われてどれくらいたつだろう。
前職ではとにかく医師と介護職を同じテーブルにつかせ話をしてもらう❗
その機会を作るのが私たちの役割と思い、ケア会議を開催していた。
介護職に取って医療は敷居が高い‥‥もうそんなセリフが通用する時代ではなく、多死社会を目前にそんなセリフを言っている場合ではない。
Isseiさんからの報告、知らない言葉がたくさん出てきていないだろうか?
イメージするにはまずこの報告の内容を理解しなくてはならない。
ひとつ、ひとつ理解して頂きたい。
わからない言葉は調べる、報告が記され今読んでいるそのスマホで。
そこからなのだ、介護職が医療を敬遠するのは介護職が医療がわからないで止まってしまっているだけ。
わからないからできない、なんとなくできない、怖い、難しい‥‥不安が不安を煽ってはいないだろうか?
どうやったらできるだろう?
と考えて欲しい。
医療と介護‥‥人の命と人生を預かる仕事に生活と体調を支援する共同作業は欠かせない。
人の人生に生活と体調管理は常に同時に支援が必要。
不調の中では生活はままならず、回らない生活では体調も整えることは難しい。
ミチコさんの残りの人生をどこで、だれと過ごして行くことがベストであり何よりミチコさんが望んでいる生活はどんな生活なのか?
ミチコさんの望む生活に私たちができる支援は何なのか?
介護でできない支援に医療の支援を加える。
和敬会には6人の看護師がいます。
ベテラン看護師に若手の看護師。
長年の経験と新しい知識で協力しながら医療面の支援を提供できます。
時には入院もあり。
住み慣れた環境と顔なじみの入居者とスタッフに囲まれて残りの人生を送ることができる価値は私たちが提供できる最大の支援と思います。
私たちにできる限りの支援を医療と介護で提供していきたいと思います。
スタッフ教育方針
●介護スキルだけでなく、医療、福祉、看取りなど様々なことに関心を持てる人財を目指します。
そのためには限りなく知識が必要であり常にアンテナを張り巡らせねばならない。
要はパッケージ化された支援ではなく、おひとりおひとりの望む人生に私たちの支援をどこまで提供できるか‥‥
ここで良かった‥‥その一言が何よりの言葉と私は思います。