10月末に入居したばかりのトオルさん、入院になりました。
ひまわりに来られる時「もっと歩きたい」そう言われ、食堂から遠いお部屋から歩行器で毎日歩いて来られました。
意欲はあるのですが、気持ちが先走り身体が着いてこない。
お陰でよく転びます…わざと床に崩れるふしもあり…私に見せてくださいました。
ああ、確かに床にご自分からついてた…
でも、10回中5回は転んだやろ
「いや…違う」と首を振られます。
病院に伺い、何かいるものある?
「福砂屋のカステラ…ケーキ」
食べ物かい❗
次の日伺うと、私の顔を見るなり、
「最悪!寝てばかり…オムツはめられた!」
ああ…仕方んなかさぁ、病人だもん!動けんし!
真面目にリハビリして歩けるようになってね❗歩けんば皿うどんは食べにいかれんけんねぇ❗
「うん、うん、」うなづきながら笑っておられました。
入院前、一緒に諸手続きで外出の予定があり、帰りは外でお昼を食べようね、とお約束してたのです。
なにたべる?
「…皿うどん…」
ヨッシャ❗リンガーでお昼だ❗と張り切ってたのに…
入院初日に言われた言葉、
「…身体が不自由でも、歩きたい…」
ひまわりに来られる前も歩行器を使い歩いておられました。
歩けてた…それでも…歩きたいといわれます。歩行器で歩くだけでは満足していない…のでしょうか?
彼の「歩きたい」にはもっと別の望みが隠されているように思うのです。
パソコン、スマホ、DVD…
今日は、
「…弾き豆…よりより…が食べたい…」
また、食いもんかい❗…望みは食べること…ですかねぇ…やっぱり…
トオルさん、近々息子様に会えることになりました❗久々の面会です。
良かったね❗でも、食べ物以外の話をしてね!