12月15日 寄り添うって難しい…

スタッフブログ
この記事は約3分で読めます。
ミツヨさんとナミエさん

突然の息子さんの入院でナミエさんは急遽ひまわりに入所することになりました。

事情をご説明すると「しかたんなかねぇ」とわかってくださりました。

しかし、「うん、うん」と言いながら目から涙が…

そこへ、ミツヨさん登場!お部屋に遊びにきてくださった。

ミツヨさんとナミエさんはデイサービスひだまりの里でご一緒になるお友達です。

こまったぁ。ナミエさん寂しくて泣きよるとよ。

「そうやろ!そう思ったねん!」

「私もそうやった!誰でもそうあるねん。」

「でもなぁ…慣れてきたら大丈夫ねん。」

ミツヨさんはなれてきたと?

「うん、慣れなよぉ」

「最初はなぁ、みんな辛いねん」

おいおい涙するナミエさんをミツヨさんは励ましてくださいました。

この後も暫くミツヨさんはベッドに座り二人でおしゃべりが続いたのでした。

水曜日はミツヨさんはほたる、ナミエさんはひまわりで留守番…一人になるナミエさんが心配なのか、事務所にいた私のところに来られ、

「ちょっとぉ…声かけてやってーなぁ」

「泣いてぇねんでぇ」

ミツヨさんは気になるご様子、別々になるのも心配なご様子です。

あるスタッフが言いました。

ミツヨさん優しいよねぇ…

「自分が辛かったから、人の辛さがわかるんでしょうねぇ」

相手の気持ちがわかる…

とても大事なことだけど難しいことと私は思います。

ミツヨさんは

「(私は)ようトイレもわからんとぉ…でもなぁ(気になるねん)」と。

ミツヨさんはだんだんわからんことが不安で辛い。

わからんようになっていることを口にされます。

でも、ナミエさんの涙にご自分もさそわれつつ、ご自分の辛さも伝えつつ、ナミエさんに寄り添ってくださった。

私には出来ません。私にできないことを、ひまわりのスタッフである私にはできない「寄り添い」をしてくださいました。

つくづく、私たちは入居者様に支えられ、入居者様も支えられているんだと思います。

「認知症」と言葉は学ぶけれど、どこまで理解してきたんだろう…

まだまだ、たりませんねぇ…

おひとりおひとりが発することば、ふとした時に見せる表情…見逃しちゃならん。

日々の生活がhappyであることを願い支援したい…でも辛い時は一緒に「辛いねぇ」って言える自分でありたい。

ほんとうの辛さはまだまだ理解できてない…きっと…だからまだまだhappyは足りない…

「支援する」前に、アセスメントつまりは「理解」なのです。理解がないと支援はできない。

理解できる心と頭を磨かねば…そう思います。

ミツヨさん、ありがとうございます‼️

兄ちゃん帰って来られたから、兄ちゃんも宜しくです❗

タイトルとURLをコピーしました