地域の企業と行政が協定を結び、地域の高齢者の方々を見守ろうという活動が各地で行われています。
長崎では徘徊高齢者等sosネットワーク事業として、ネットワーク参加を呼び掛けています。
タクシー会社、ヤクルト、宅急便…
つまり、地域にはたくさんの方々の「目」があるんです。
以前お仕事をしていた地域での出来事。
ある認知症の方がいつものように近所を散歩。いつもならご主人が後をついて見守られながら散歩されていたんですがその日はお一人。
何のおつもりか手をあげられた。するとタイミングよくタクシーが通り彼女の横に止まりドアが開いた。
もしかしたらタクシーに乗ってどこかに行きたかったのかもしれません。
しかし、彼女は認知症でありご自分の名前も住所もきちんと答えられません。
タクシーに乗り込もうとしたところ、ご近所の方が目撃。
「あら!ヨシさん、どこにいくの?」
「ご主人のとこに帰らんばぁ」
危うく彼女はタクシーでよくわからん所に、恐らく無賃乗車で行くところでした。
この地域には住民による見守りネットワークがありました。
このヨシさんもネットワークで見守られていた。ご主人は奥様を「認知症」であることでおひとりで頑張って介護されていました。
でも、ひとりではなかった。地域の方々の「目」があったんです。
この方の危機一髪エピソードは他にもありますが、いつも地域の「目」に守られていました。
「介護」または「認知症」は介護のプロ、認知症を抱え方のご家族だけの話ではないのです。
認知症だけでなく、おひとり暮らしの高齢者、障がい者…
見守られるべき人、子供、引きこもり…
地域には支えを必要としている方々がたくさんおられます。
この記事のように「お客さん」と「店員さん」…この関係ってどこでもあるでしょ?
声をかけて頂いただけで、この方は元気を取り戻すきっかけになった!
私たちは介護のプロである前に地域で暮らす住人です。おまけは高齢者の生活をお手伝いするプロ…こう来りゃあ、自分を活かさないって手はないでしょ❗
私は仕事帰り、50キロの帰路を運転するエネルギーにコンビニでコーヒーとアメリカンドッグを買い食べて帰ることが多々あります。
ある日何を思ったか「アメリカンドッグ」ではなく「フランクフルト」と無意識にお願いしていた!
店員さん「えっ?アメリカンドッグじゃないんですか?」
へっ?…おっしゃる通りです。アメリカンドッグが欲しい…
あるときは、アメリカンドッグがなくコロッケを頼みました。すると店員さん、
「すみませんねぇ、アメリカンドッグさっき売れちゃって!」
いやいや、大丈夫です!ファミマのコロッケ好きですから…
もう1つおまけ、別のコンビニでの話
私がドジって骨折した時、慣れない松葉杖とギブス巻いた足でコンビニへ。
「あらぁ!どうしたの?いつも元気にしとるのに!」
へっ?いつも愛想悪いから嫌われてるのかと思ってた…また、怪我したら慰めてもらいにここに行こ!
ホント地域の「目」ってすごいでしょ⁉️
特別じゃないんですよ❗必ずあるんです。私たちの「目」も同じ。
この目や耳、心が誰かの役に立てるなる、活かしたいと思いませんか?