今夜、イザブさんはトシコさんを探しておられました。
トシコさんは今夜は家に帰られました。また、明日来られます。イザブさんは泊まってください。お部屋もお布団もあります。
「あら〰️そ〰️、どこですかー」
一緒に行きましようねぇ。
私はベッドに座り車椅子に座るイザブさんと向き合いました。
「…トシコはどこに行ったんだろうかぁ~」
トシコさんは家に帰られました。寝てるイザブさんを起こしちゃかわいそうって、黙って帰えんしゃった、また、明日来ますって。
「そんなはずはない❗トシコはそんな事言わない❗それは嘘だ❗」
え〰️、困ったなぁ〰️、信じてもらえんと?じゃぁ、トシコさんとこへ私が連れて行くけん!
「うーん、それも信じられない❗あんたが本当に連れて行ってくれるか信じられない❗」
ちゃんと連れて行くから❗
「しかし、俺とお前が一緒に行ったら、トシコは二人は夫婦(めおと)と思うかもしれんなぁ~」
いやいや、そいはなかやろ…
…暫く沈黙…
…私が部屋を出ようとすると…
「何故動くんだあ❗そこにいろ❗」
え〰️、仕事に戻らんばぁ❗
「それはおかしい‼️こんな夜更けに仕事があるはずない‼️嘘をついとる❗」
いやいや、ホントやし❗
イザブさんも今夜は休んで。さあ、ベッドに横にならんば❗
「その間にお前は出て行くんだろう‼️そこにいろ‼️」
え〰️、家に返してよ‼️主人が待っとるし❗
「主人は待っとるだろうが、俺はどうなるんだ❗ひとりになるじゃないかあ‼️」
ごめん!皆ひとりでお部屋で寝とる❗夜はひとりで寝てくれんね。
「いや!それはダメだ❗」
…はぁ〰️…どうしよう…
そこに助っ人兄ちゃん登場❗
ほらぁ❗寝らんば❗こん姉ちゃんは帰ると❗
しぶしぶベッドへ…
イザブさん、お休みなさい。
部屋を出る私を首をあげて目で追うイザブさん…ごめんね。
後ろ髪をひかれつつ退室。
兄ちゃんありがとう。今夜はイザブさんに添い寝かなぁ…ってちょっと覚悟してました。
イザブさん、トシコさんがお迎えにくるまで頑張ろうね。