今日、グループホームのシユキさんが天国へ旅立たれました。
極楽浄土へ迷わずたどり着くよう…と願いを込めておくりびとが真綿で草履を作ってくださいました。
なくなられた夜から連日、グループホームのスタッフが交代で側にいてくださいました。
皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。
お葬式には入居者の方々もお見送りに参列してくださいました。
お通夜やお葬式は亡くなられた方を偲び、あの世へお送りする儀式です。
お釈迦様が亡くなられた夜お弟子さんたちが集まり、お釈迦様を偲んだそうです。
それに習いお通夜では縁ある方々が集まり、故人を偲ぶ。
以前、ひまわりの入居者様がご親族の葬儀に出席されました。
短い時間でありましたが、帰られ
…ご親戚の皆さんとお会いになりましたか?
…お久しぶりでたくさんお話できましたか?
…良かったですね…
…亡くなられたのは悲しいけれど、その方のお陰で皆さんに会えることができた…
…良かったですね…
「…うん…」ニッコリ微笑みうなづかれました。
人の死は悲しいことで、残された人々に哀しみ、切なさ、受け入れがたい現実…しかし、誰でもいつかは最期を迎えねばならない。
お通夜には故人の縁の方々が集い、故人を偲ぶ。
そして、偲びつつお互いの今を語る、日常を語る…
故人のこの世に残した置き土産のように思います。
おくりびとは、故人に頼まれた演出家…
白無垢をまるで着ているかのように打掛、帯、帯締め、懐剣、草履…角真綿がおくりびとによって白無垢に変わっていきました。
火葬場を後にしお寺に向かう際、車のナビは10分足らずで到着するはずが40分かかるという意地悪をしてくれました。
しかし、これはきっと最後の最後に納骨に向かう二人にシユキさんを偲ぶと同時に、これからのhappyを考える時間をくださったのだと思います。
おくりびとの演出に感謝、お世話になりました。
シユキさんに感謝し、シユキさんのご冥福をお祈りします。