皆さん、『ホテル ルワンダ』という映画をご存知ですか?
1994年に起きたアフリカの悲劇、大量虐殺のお話です。
ルワンダの大量虐殺を題材にした映画は他にもいくつかあります。
当時はヨーロッパ人がアフリカを植民地支配してきたことへの免罪符的な映画がいくつも作られていたような…
『ナイロビの蜂』、『ツォツィ』、『ブラッドダイヤモンド』は観ましたねぇ。
中には娯楽性の強いのもあったりですが。
ホテルルワンダは過激派フツ族がフツ族の穏健派やツチ族を虐殺していく中でホテルマンが家族はもちろん、ツチ族、フツ族に関係なく難民を守っていくお話です。
大量虐殺という一見民族同士の内戦のように思われるかもしれません。
しかし、ヨーロッパ人が長い間植民地支配してきたつけが民族同士の憎しみを生み出し、殺し合うという悲劇にまで発展した悲しいお話です。
大量虐殺なんて日本人には関係ない…と思われるかもしれません。
民族の対立、そこに至る過程は私たちの社会でも十分起こりうることと感じました。
ルワンダは多数派のフツ族が政治のメインメンバー、政治的にはツチ族排除の政策であったようです。
政治の権力の構図はもちろん末端の地域社会にも影響します。
そこから生まれるのは「恨み」「妬み」「憎しみ」ばかり。
ひとは多数派や権力を握ると自分たちがやることは全て正しい…と勘違いしやすくなるように思います。
多数決こそ少数派の意見を大事にすることが本当の民主主義なんて教わったような…
ルワンダのツチ族とフツ族の対立はジェノサイドにまで発展してしまいます。
多数派もしくは、権力者は自分を守るため少数派を攻撃します。
政治的支配、管理下では攻撃対象をあえて作る。管理しやすいように。
攻撃相手がいると自分の非が見えにくくなるから都合がいい。
ツチ族排除の政策はまさに人の目はツチ族排除に躍起になり、フツ族のやってることにはお構い無し…
私たちの周囲にも同じことが起きてたりします。
イジメも同じ、自分を守るためには一緒になってイジメないといけない。
フツ族も同じフツ族でありながら穏健派を虐殺しました。
仲間と違うこと言うと目立つし、攻撃され。だから、一緒に攻撃します。ご褒美もらいたさに、調子こいたりします。
先日上げて頂いた「ワン チーム 」の話…
ツチ族見たく自分の世界だけでは「ワンチーム」 にはなれない。
一緒に働くとはどういうこと?
仲良しクラブと何が違う?
ダメ出しは誰にでもできる。人の評価、価値が上がるのはその先と思うのです。
自分はこう思う、あなたはどう?と聴けるか、ただダメ出しして終わりか…
難しいですね。私は根がネガティブなんでついつい、先を読んで面倒臭いと知らん顔…。
多数派に立つと優越感に浸れるけれど楽しくないはず…たぶん…
皆さんも『ホテルル ワンダ 』を1度ご覧になりませんか?
是非見て頂き、感想をブログに上げて欲しいと思います。