知覧特攻隊 その2

スタッフブログ
この記事は約2分で読めます。

死ぬために集まった若者たち。

彼らは、出撃するその日まで

様々な訓練を行いながら

三角兵舎の中で

時に友と語り合い、薄暗い明かりの下

大切な人への想いを綴りました。

おそらく、全ては記せなかったでしょうが、

それでも

今もなお遺され展示されてある

大切な家族、大切な人への想いが込められた鉛筆書きの綺麗に整った文字を見た時、

思わず涙が溢れてしまいました。

戦争の犠牲になられた方は

特攻隊員さんだけではない。

今もなお、家族の元に還れず、遠い異国の地に眠られている方

夫を、父を失ったあと

大変な思いで暮らしてこられたご家族。

何よりも

大切な人たちを遺して

亡くなられた方たち。

経験もしていない私が

こんなことを書き記すことなど

おこがましいことは重々承知です。

だけど、

沢山の命、沢山の人生のおかげで

今の私たちが在ることを

私たちは、学び継ぎ、語り継ぎ、

次の世代に 紡いでいかないと

いけない。

死ぬことがわかりながら

最期に見せる顔が

朗らかな笑顔でありたい、と

互いに笑顔で別れた母と息子、

夫と妻。

そういう大切な大切な思いの先に

今の私たちが在ることを

私たちは決して忘れてはいけない、と

今日改めて思いました。

そして

もっと沢山、祖父と話せば良かった、

もっともっと色んなことを一緒にやれば良かった、

遠い記憶の中の、寡黙な祖父だけじゃなく、

笑顔の祖父を見せてもらいたかった、と

思い、涙が溢れました。


沢山の献燈が並ぶ
春には咲き誇る桜の下で
友と笑い合っている
特攻隊員の皆さんを
想いながら。

昭和20年4月1日

知覧から初の特攻出撃

昭和20年6月11日

知覧からの特攻出撃 終了

昭和20年7月19日

陸軍沖縄航空特攻作戦終了

昭和20年8月15日

終戦。

知覧からのメッセージ——特攻隊の若者たちが日本人に遺したもの|人間力・仕事力を高めるWEB chichi|致知出版社
人間力・仕事力を高めるWEB chichiの、知覧からのメッセージ——特攻隊の若者たちが日本人に遺したもののページです。
タイトルとURLをコピーしました