先月、台風でお一人の方が緊急避難でひまわりに一泊二日お泊まりされました。
ご本人は避難を拒まれたそうです。
ほぼ寝たきり。
最後までご自宅で過ごすことをご本人もご家族も望んでおられたそうです。
ケアマネさんもヘルパーさんもそのお気持ちを尊重し支援を続けて来られたと。
急変しても救急車は呼ばない。
お姫様抱っこでひまわり来られたおばあちゃんは、お姫様だっこで翌日お帰りになりました。
先日、日常の支援をされているヘルパーさんからこの方がお亡くなりになったことをうかがいました。
ご本人の望み通り最期までご自宅。
亡くなる前、訪問時間ではないけれど心配になったヘルパーさんがご本人のところへ伺うと、別のヘルパーさんも同じように来られていたそうです。
私たち、支援をするものが在宅死を支えるってこういうことなんだなって教えて頂いた気がします。
その心配は救急車を呼ぼうかどうしようか…の迷いではなく、最期をひとりにしない、その瞬間を見届けよう…
施設でたくさんの老衰死を見届けてこられた石飛幸三先生は『老衰死』の中で「死は抗うものではない、受け入れるものだと。」
死を見届ける…最期を見送る私達に言われているように思います。
https://www.nhk.or.jp/special/rousui/