令和2年10月8日 俺をひとりおいて行くのか❗

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今夜、イザブさんはトシコさんを探しておられました。

トシコさんは今夜は家に帰られました。また、明日来られます。イザブさんは泊まってください。お部屋もお布団もあります。

「あら〰️そ〰️、どこですかー」

一緒に行きましようねぇ。

私はベッドに座り車椅子に座るイザブさんと向き合いました。

「…トシコはどこに行ったんだろうかぁ~」

トシコさんは家に帰られました。寝てるイザブさんを起こしちゃかわいそうって、黙って帰えんしゃった、また、明日来ますって。

「そんなはずはない❗トシコはそんな事言わない❗それは嘘だ❗」

え〰️、困ったなぁ〰️、信じてもらえんと?じゃぁ、トシコさんとこへ私が連れて行くけん!

「うーん、それも信じられない❗あんたが本当に連れて行ってくれるか信じられない❗」

ちゃんと連れて行くから❗

「しかし、俺とお前が一緒に行ったら、トシコは二人は夫婦(めおと)と思うかもしれんなぁ~」

いやいや、そいはなかやろ…

…暫く沈黙…

…私が部屋を出ようとすると…

「何故動くんだあ❗そこにいろ❗」

え〰️、仕事に戻らんばぁ❗

「それはおかしい‼️こんな夜更けに仕事があるはずない‼️嘘をついとる❗」

いやいや、ホントやし❗

イザブさんも今夜は休んで。さあ、ベッドに横にならんば❗

「その間にお前は出て行くんだろう‼️そこにいろ‼️」

え〰️、家に返してよ‼️主人が待っとるし❗

「主人は待っとるだろうが、俺はどうなるんだ❗ひとりになるじゃないかあ‼️」

ごめん!皆ひとりでお部屋で寝とる❗夜はひとりで寝てくれんね。

「いや!それはダメだ❗」

…はぁ〰️…どうしよう…

そこに助っ人兄ちゃん登場❗

ほらぁ❗寝らんば❗こん姉ちゃんは帰ると❗

しぶしぶベッドへ…

イザブさん、お休みなさい。

部屋を出る私を首をあげて目で追うイザブさん…ごめんね。

後ろ髪をひかれつつ退室。

兄ちゃんありがとう。今夜はイザブさんに添い寝かなぁ…ってちょっと覚悟してました。

イザブさん、トシコさんがお迎えにくるまで頑張ろうね。

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