今年は、お2人の新卒スタッフが頑張ってくれています。涙あり、笑いありの毎日ですが、日常のバタバタの中でも、学びを忘れずに継続的に成長して欲しいという気持ちから、毎月数回の読書会や勉強会を行っています。
これまでの経験から、座学だけではなかなか成長が難しいと感じてるのもあり、それぞれが能動的に動けるようになってくれる事を期待して、介護だけでなく人生論的な文章を読んでもらい、その感想を書いてもらいみんなで議論したり、一緒に音読しながら感じた事を発言してもらったり、今回はすーっと感じてもらうために、このマンガを自宅で読んでもらって一緒に認知症について語り合いました。
このマンガは、ホームヘルパーとして働く吉田さんが、その実体験を基に書かれたマンガです。
認知症と一言に言っても、それに確実に効果のある薬剤や治療方法がある訳ではなく、認知症ケア自体はようやく体系的にまとめられて来ていますが、そのまず第一歩、基本的な部分を感じ身につけて頂くためには、このマンガが1番若い子達にすっと入るんじゃないかと感じています。
消えていく家族の顔 ~現役ヘルパーが描く認知症患者の生活~ | ダ・ヴィンチWeb
いつもの朝食、私のパンにだけ蛆虫が這っている。現役ヘルパーの吉田さんが描く主人公は「認知症患者」。徘徊、せん妄、失禁、幻視、暴力、抑うつ… その時、認知症患者が感じている気持ちとは?
きっと自分を認知症を患う方々と置き換えて、その不安や恐怖、混乱が感じてもらい易いように思います。
またそうできるようになることによって、きっと今まで以上に笑顔を引き出すことができるようになったり、ケア自体がスムーズに進められるようになったり、何よりご高齢者のみなさんがさらに安心感を感じて頂けるのだろうと思います。
またそういった経験からこそ、大切で価値ある学びができ、成長もできるんだと思います。
新人の介護スタッフの方々だけでなく、ベテランスタッフにとっても認知症の方々への支援を再認識できるツールになるんじゃないかと思います。まずはご一読下さい。