今日も日が暮れました。
夕暮れは切ないですね。
先日のブログは切なく涙が出ました。添付されたコピーライターのブログもよまれましたか?
我が息子二人は、母である私のわがままで首が座るか座らないうちから保育所に預けられました。
お陰で私はお仕事に戻ることができました。
長男は私の育児期間がきれると同時に引っ越し、保育所を変わることに。1歳という年齢に環境の変化は堪え、毎日保育所で泣き暮らしました。
お陰で新しい保育所での1年間の写真はどれも顔を腫らし泣いています。
次男はミルクを飲むことができませんでした。全てのメーカーの哺乳瓶の乳首を買い試すもダメ。
先生からはミルクを飲まないことは命に関わるから、仕事を辞めて自宅で子育てしたら?とまで言われる始末。
ある先生に「お母さんの匂いの付いたもの何でもいいから持ってきて❗」と。
私の毛布を保育所へ。その保母さん授乳の時だけでなく、常に私の毛布で息子をくるんでくれました。
それから間もなく保育所へ迎えに行くと「お母さん!あっきーがミルクのんだよ❗」と。
その保母さんは長男の時も泣き暮らした1年間、長男にいつも寄り添ってくれました。
息子二人の保育所時代を思い出すと今でも涙が出ます。
泣き叫びながら後追いする長男の姿は今でも覚えています。
人を預かるお仕事は子どもでも高齢者でも同じ。
預けるご家族の気持ちに常に立ちたいと思います。そこにご家族は居られない。
施設と自宅、スタッフと家族…。
施設は自宅にはなれない、スタッフは家族にはなれない…
しかし、人生という「糸」が切れないよう、切れてしまわないよう…紡いでいかないといけない。
そしてそれは、私たちの「やり方」ではなく入居者様の求める「やり方」で。
私たちは大事なご家族をお預かりしています。介護したくてもできない…看とりたくてもできない…
「お願いします」と何度も頭を下げるご家族。
「家に連れて帰れ」と言われごまかしながら、逃げるように帰らざるを得ないご家族。
後追いし泣き叫ぶ息子を保母さんに頼み、振り返ることもできず、泣きながら仕事に向かっていた日々を思い出します。
きっとご家族も同じ気持ちではないだろうか…
スタッフから困りごとを並べられ、ひたすら「すみません。ご迷惑をおかけしまます。お願いします」とご家族。
お願いするしかない…だから自宅でない施設に入れる。
お願いするしかない…だから家族でないスタッフに頼む。
「自分が入りたい施設になる」和敬会代表の口癖です。
施設に入れるのは仕方がなかった。こんなはずではなかった。お父さん、お母さんごめんね。…ではなく…施設に入れて良かった。ありがとう。最期をみてくれて…と言って頂きたい。…そう思いませんか。