令和4年11月5日 地域とともに

スタッフブログ
この記事は約4分で読めます。

昨日、4日は高来文化祭の表彰式でした。

高来文化祭表彰式の様子 55年も続いてます! 
とよ子さんにほたるを代表して昨年に引き続き式に出席して頂きました。

毎年、デイたかき、デイほたるから作品を出してます。今年も共同作品を出しました。

デイほたるから「迎春 うさだるま
デイほたる 「風呂富士…不老不死」お風呂の富士山です。
デイたかき 「四季」グラデーションがきれい!
デイたかき 「一鳥団欒」このふくろう…ひとつひとつ利用者様が編んでます!
たくさんの作品が出品されてました。

作品を見てもらう喜び

55年も続いている文化祭、作品を出品し文化祭を盛り上げます。また、作る楽しみと出す、見てもらう喜び…是非来年は文化祭への出品を目標に作品作りに取り組まれたらいいですね。

書道、絵画、塗り絵、編み物…入居者様、利用者様の楽しみ、趣味、関心を引き出し作品出品を目指して取組んでみましょう。

地域密着型サービスと地域、私たちの役割

地域密着型サービスとは

今後ますます増加が予想される認知症高齢者や要介護高齢者が、要介護度が重くなっても、できる限り住み慣れた地域で生活ができるようにする目的で創設されたサービスです。

住み慣れた地域…高来で住み続ければいい?

要介護状態になっても住み慣れた地域で生活…場所だけ?

要介護状態になって人生が変わる訳ではありません。

それまでの人生が続く…要介護状態になっても、施設に入っても…。

私たちはその支援をしなければなりません。

私たちは当たり前のように地域で生活します。近所にお買い物へ行き、自治会の活動やお寺の集まり、子供の学校行事…

同じように皆さんが地域での様々な活動ができるように…そして楽しみと一緒に。

私たちと地域

グループホームたかきの水神さん

毎年、8月10日は水神まつり…地蔵様を海水で洗い、御神燈に日を燈します。

以前は地域の方々と祭りをしていたとか…残念ながら今はグループホームの方々だけで祀ってます。毎朝、B棟のスタッフがお茶をあげてくださってます。

一昨年より始まったカブトムシの幼虫採取
毎年たくさんの幼虫が採れます。

地元の小学校から子供たちが先生方と来てくださいます。

子供たちはここがグループホームであり、認知症を抱える高齢者がおられること知っているだろうか?

法川自治会の花見

しばらくコロナで中止、来年はできそうです。ひまわりの入居者様もお連れしたい。

お連れして、ひまわりの入居者であること、法川の住人であること、そして認知症を抱えても車椅子でも穏やかに過ごしていること、地域の方々とともに生活が出来ることを知って頂きたい。

法川自治会法友会

この日はニニョ、マークを皆さんにご紹介しました。法友会は地域の男性陣からなる力仕事部隊。公園整備、木の伐採、薬品散布…二人にも地域の助っ人になって欲しい。

令和元年に初めて開催しました。

地域の方々との交流はもちろんです。もう一つ大事なことが…

地域の伝統文化を継承していく一端を担いたい。守るお手伝いがしたかった。

法川という小さな社会単位にある地域住民によって守られてきた文化。地域一員として役割を果たしたかった。

コロナ前、ひまわりで開催した夕涼み会の法川獅子舞

入居者の方々も初めてみる獅子舞に驚きと感動を感じて頂いたに違いない。

夕涼み会でののんのこ踊り

諫早市民なら誰でも知ってるのんのこ踊り、入居者様も口ずされました。きっと若い頃は踊っていただろうなあ。

法川獅子舞を舞うマークとニニョ

法川獅子舞は若者不足で存続も危ぶまれていました。彼ら若者の存在は貴重です。

地域の伝統文化をともに守る、継承していく。その役割を和敬会が少しでも担えたことに喜びと2人への感謝でいっぱいです。

私たちにとって地域と関わることに何の意味があるのでしょうか?

歳をとる…ってどう?不安ですか?

要介護状態になる、人の手助けが必要になる…そして認知症になっても自分らしく過ごせること。

これまでの人生を背負って生きて行けることを知ってほしい。

たとえ、認知症になっても。

認知症って怖いの?

そんなことはない❗当たり前のケア、皆が支えてくれることで穏やかに生活が出来ることを知って欲しい。

もちろん、子供たちにも知って欲しい…自分の両親、おじいちゃん、おばあちゃんが認知症になっても支えていけるように。

そして、自分が認知症になっても大丈夫だよ~って伝えたい。

施設は閉ざされた空間じゃない…地域の一部

高来の中にあって高来じゃない…そんな施設はいらない。

地域住民の皆さんが知って、通って、そこで生活する方々がいることを知って欲しい。

困った時、尋ねて来て欲しい

いつでも私たちは待っていること、いつでも困った時は聞いて介護のこと、認知症のこと。

だから、私たちは常にプロとして介護技術を磨き、地域に開かれた場所でありひとである努力をする。

そして、地域住民の一員としてできる限りの役割を果たしたいと思うのです。

玄関から一歩出てください、入居者と一緒に。そこには高来でともに暮らすひとたちがいます。