私がこの本をはじめて手にしたのは中学生の頃、その次は子育ての頃。
我が家の本棚にあるはずがここしばらく見ない。
友人の子にあげたかな?
先日本屋さんのクリスマスコーナーで久々手にして思わず買い求めました。
今から百年ほど前、バージニアという八歳の女の子が「ニューヨーク=サン」という新聞社に「サンタクロースはいるんでしょうか?」と質問の手紙を出しました。
その質問に記者が答え社説に掲載されました。この絵本はその社説を翻訳したものです。
…サンタクロースがいるというのは、けっしてうそではありません。この世の中に、愛や、人へのおもいやりや、まごころがあるのとおなじように、サンタクロースもたしかにいるのです。
…世界にみちあふれている愛やまごころこそ、あなたのまいにちの生活を、うつくしく、たのしくしているものだということを。
サンタクロースがいなければ、人生のくるしみをやわらげてくれる、子どもらしい信頼も、詩も、ロマンスも、なくなってしまうでしょうし、わたしたち人間のあじわうよろこびは、ただ目にみえるもの、手でさわるもの、かんじるものだけになってしまうことでしょう。
…この世の中にあるみえないもの、みることができないものが、なにからなにまで、人があたまのなかでつくりだし、そうぞうしたものだなどというということは、けっしてないのです。
「神様の思し召し」とよく耳にします。信じるものは救われる…でしょうか。
神様は「努力」や「信念」、「強い思い、心」を見抜いておられるのでしょうか?…きっとそう…
目の前にある事象、起こっていることだけにとらわれることなく、それらの奥にある見えないものに気付き考えていきたいと思います。
是非、一度本を手にしてみてください。
『サンタクロースっているんでしょうか?』8歳の女の子の質問に対する、新聞社の答えとは……。 | Kaisei web | 偕成社のウェブマガジン
12月になりました。子どもたちがサンタさんからのプレゼントに胸躍らせるころかもしれませんね。そんなとき、子どもたちがよく抱く疑問。それが、きょうご紹介する本のタイトルのもとになった、「サンタクロースって本当にいるの?」というものです。 今から120年ほど前、ニューヨーク・サン新聞社にこの質問をした女の子がいました。そし...