幸福って求めて得られるものじゃない。ついてくるものなんだ。生きる価値こそ求めなければいけない。
今の高校生が感じている「幸せ」というものは、幻影に過ぎないか、もしくは矮小化された幸福感による勘違いのいずれかでしょう。いつかはそうした幸福感は打ち砕かれるものです。
その通りです。社会ってそんな優しくて易しいもんじゃない。苦しくて、悲しくて、辛くて、悔しくて、キツくて、でもそれをどうにか謙虚に誠実に、正直に一所懸命クリアした後に本当の幸福感があります。
個性を尊重して…などの聞こえのいい言葉でごまかし、本来ならわたし達大人が導くべきところを、何も教えず、知らせないまま子ども達に決めさせて、優しいふりをしながら、人生は易しいものだと勘違いさせ、何か困難に打ち当たった時に、それを自分で乗り越えて行く力を奪っているのではないでしょうか。
私たちはこれまで、地域コミュニティの維持や発展に目を向けてきましたが、その地域の子供たちに対しても、しっかり関心を持って接してきたかというと、高齢者や社会的弱者にばかり目を向けていたように思います。
私たちは、こういった子供たちを取り巻く現在の状況をしっかりと認識し、子供たちを、実際の社会の厳しさに向き合わせ、乗り越えさせるために、嫌がられることでも、しっかり教えていく責任があると感じました。
“子どもの未来”は“地域の未来”｜地域づくりナビ｜NHK地域づくりアーカイブス
家族と学校だけで子どもを教育するのではなく、地域のみんなで育てていく。