お疲れ様です。デイたかき、今年最後の駄菓子屋さん
今日は売り子さんも張り切って「いらっしゃ〜い」と声掛けされました。
そして、今日の駄菓子はすごく豪勢!!
皆さん、悩まれながら一つ一つ選んで、召し上がられていました。
お疲れさまです
グループホームたかきです
今年最後の駄菓子屋でした。
皆さん沢山の駄菓子の中から迷いながらに賑やかに選ばれてました。
美味しく頂いた後集って楽しくお話しされてました。
有難うございました。
デイたかきさん、グループホームたかきさんありがとうございました😊
皆さんの選ぶご様子を見せて頂き感謝。
駄菓子屋を始めた目的は「選ぶ」ことを皆さんにして頂きたかったから。
施設入所と同時に在宅生活から様々な権利を奪われます。
「自宅でない在宅」の筆者外山義先生は「落差」という言葉で表現されておられますが、たくさんの規則の落差の中で「自己判断を捨てさせられる」と。
在宅生活の中ではご自分の判断で行って来た行為をする機会もなければ規則に従わねばならず、これまでのたくさんの生活習慣もなくなってしまう。
私の判断で買ってくる駄菓子を皆さんに選んで頂きますが、その中にいつも食べていたお菓子はあるだろうか?
選んで欲しい、昔の食べてたよね‥‥すら一方的です。
ご自分で選ぶ・・・当たり前ですが、入居者の方々は日々の生活から入所と同時に奪われておられるのです。
提供されるがまま、決められた日課に従うまま・・・その生活を皆さんは想像できますか?自分がそんな生活を送ることを想像できますか?
自ら選ぶ時「何を食べよう」「何が美味しいかな」「どれがたくさん食べられるかな」
わすかな時間ですが、皆さんの意欲がそこで湧き目を凝らして選ぶ時間を私は大切にしたい。
数カ月前のある駄菓子屋の日、冷凍のフレンチドックを開始前にレンチンしてもらい駄菓子屋に並べたことがありました。
先日退院された哲朗さん、その頃よりむせが、あり食事形態は超刻みかミキサー食、トロミ入り。
そんな彼はフレンチドックをそのままほうばり一本丸ごと召し上がりました。しかもむせることなく。(写真、動画がなくて残念!)
哲朗さんは今回の退院から口からの食事ができなくなりました。
大好きなパンをまたほうばって欲しい・・・
人間命は永遠ではなく限りがあります。
命だけでなく、生きていても身体機能の衰えはいなめない。いつまでも万能ではないのです。
限りある人生、しかも入居者様には残された時間も少ない。
できる時にできることをやって頂きたい、食べたいもの、行きたいところ、会いたいひと、やりたいこと、
怒りも、悲しみも、喜びも人間らしく最期まで表現できる日々を送って頂きたい。
子ども騙しのような駄菓子屋。
しかし、お菓子やパン、ドリンクを選ぶ皆さんの表情を見せて頂くとやってよかった。まだ続けよう。たまには志向を変えて。
皆さんの選ぶお顔、真剣な眼差しに感謝したい。