皆さん、誰のデスクかわかりますか?
わかりますよね~。
わからんならあんたはモグリです。
彼が和敬会に来てから医療面に変化がありました。
何より個別リハビリが始まった。
これも知らないならあんたはモグリだ!
先日新たな挑戦が始まりまった。
和敬会では「口から食べられる」が入所の条件で、入院先から戻る条件でもありました。
グループホームたかきに入院先から鼻腔栄養のミチコ様が戻られることに。
彼を中心に看護師の皆さんが連携して支援が始まった。
風の丘ではインスリン自己注射の方が入所。これも彼を中心に入所前の老人保健施設の主治医、医療の申し送りを受け切れ目のない支援が開始されている。
少子高齢化、人口減少は団塊の世代の高齢化とともに社会保障費の高騰をもたらし、多死社会の到来とともに死に場所を求める人が増えると予測されている。
終末期医療は報酬が高く、在宅もしくは施設での最期を国は求めている。
ACPなど終末期の意思表明、確認が「人権」の名の下進められているが、文書による可視化と「サイン、署名」にて帳面消しにならないか個人的には懸念している。
医療と介護の連携に報酬が付き、施設での看取りにも加算がつくようになった。
入所施設には心身機能の如何に関わらず終末期を過ごせる体制と支援強化が求められている。
グループホームは比較的軽度の方が多いが重度になったから次は特養へとは多くがならない。
たとえ数年でも慣れ親しんだ所で最期まで過ごしたいと思う方が多い。
つまり、どんな形態の施設においても看取り支援は必要であり、介護施設だから医療はお手上げとは言っていられない。
介護職の医療に対する敷居が高いなんても言ってはいられない。
彼が来てから諸々を指摘されしばらくストレスでうんざりする日々が続いた。
何だかんだ言っても高来に来て丸7年、8年目に突入。自分は指摘される立場になったことから逃げていた。
もう潮時‥まとめに入ろうと常々思う。
介護職である私には医療については限界があるわけで彼の入職で和敬会は一歩前進するに違いない。
いつの圧迫骨折かわからない痛みと先日の転倒による骨折で痛み増幅、サツキさんは食欲不振。
普通だったら安静で寝ていたいところだか、残念ながらここは「介護施設」だから寝ておくことは許されず痛くても起こされる。
数日経つ食欲不振にスタッフの皆が心配‥‥怪しいところだ。
今日、彼が壱岐出身のサツキさんのために刺し身を買って来てくださった。
夕食にお出しするといつもなら痛みに歪む体をお越し腫れた目を見開き食事を見た。
もちろん刺し身に早速手をつけて食べ始めた。
刺し身の筋が噛み切れす苦闘するも手は進む。
刺し身とともに主食のご飯も。
何故彼は刺し身を買ってきたのだろう。
食事を摂らないサツキさんを心配して。
それは看護師として?食事ができないことを医療面から考えた?
ただ単純になんか食べて欲しい・・そう考えた。
まぁ〜どっちでもいい。
スタッフ教育方針
介護スキルだけでなく、医療、福祉、看取りなど様々なことに関心を持てる人財を目指します。
自分は介護職だから‥‥自分は看護職だから‥
私たちケアマネジャーは研修会で多職種連携のテーマのもと多職種と同じテーブルにつきグループワーク、研修を受けることが多々ある。
連携には他職種理解は欠かせない。
何事にも他者理解は欠かせない。
そこには他者、他職種への興味も必要であり相手がなにする人ぞと関心が必要になる。
彼が和敬会に来てから確かに医療面の変化は進んだ。と同時にスタッフの医療知識にも意識にも変化があった、あるに違いない。
いや、「医療」という意識はないかもしれない。
和敬会において、入居者を支援するという共通目的のもと、業種、役割が違う仲間が連携して行く‥当たり前に動く姿が見られるようになったのは彼の功績。
「刺し身」は医療?介護?
なんて無粋な話はなし。
ただただ入居者の最期までの人生と生活を支えるという使命には医療も介護も必要であり駆使して支援できる事業所でありたい。