私たちの気持ちは表情や姿勢でずいぶん変化する。「笑う門には福来る」と言われるように、笑顔になれば自然と気持ちが明るくなってくる。背筋を伸ばせば気持ちにハリが出てくる。効果は科学的にも実証されている…。
私は第一印象を気にし過ぎ!ってよく指摘を受けますが、やはり第一印象って大事で、その人の全てを表す訳じゃないでしょうが、少なくともその人の内面が滲み出ている場合もあるでしょう。
私たちが玄関やトイレを綺麗にするのも同様で、そこに事業所とそこに働くスタッフそれぞれの気持ちが垣間見えるから。
ニュージーランドのハカ、イングランドのV字の陣形…チームの「まとまる」ことはチームとしての団結力を相手にみせつける効果と自らが「まとまった!」という自信に繋がると思うのです。
余談ですが、先日の流行語大賞は「ワンチーム」でしたね。「ワンチーム」については今日は割愛…またのブログで。
確かに、私たち「個別援助技術者」は会話だけでなく、表情、仕草、視線、服装、態度、視線、匂い…ありとあらゆるところを観察します。
非言語的コミュニケーションは人を理解する上で重要なのです。
つまり、認知症にも非薬物療法があるように、疾患、病の治療、予防には薬物だけでないということ。
何ごとにもその道には「技」があるけれど、多くの事には「技」以外に人間自らにある情緒(喜怒哀楽)の影響があり、「技」以外に様々な効果をもたらす、それは良くも悪くも。
私たちが、入居者様、スタッフのhappyを求めることも同じです。happyを感じた時、怒る人はいませんよね。
笑いや微笑み、心の暖かさを感じれる…そう私は思いますがいかがでしょう?
「笑いには、自律神経を活性化し、さらに副交感神経の働きを優位の状態にする効果がある…リラックスをもたらす」そうです。
今日、長期入院を余儀無くされ、ひまわりを退所された方のお見舞いに伺いました。
ひまわりに飾ってある入居者様の写真、それを見た息子様が、笑って写った写真がない、この写真は笑っている、もらえないだろうかと。
確かに素敵なお顔で笑っておられる。ひまわりに居られる時もツボにハマルと、よく笑っておられました。
ベッドサイドにいくと私の顔を見るなり笑ってくださいました。
笑いながらたくさんお話しくださった。
この笑いとおしゃべりが毎日、ずっとあったらきっと元気になれる…そう思ったけれど…。
私たちのお仕事はいわゆる三大介護「食事介助、排泄介助、入浴介助」だけではないのです。
介護力だけでない「力」を活かしたい。
「情緒」「気持ち」「姿勢」…どれも曖昧で不確実、非科学的…だからこそ発揮できるならば効果の可能性は無限大…と思うのです。