令和7年10月 おためごかしのケアは入居者主体のケアではない

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 以前上野千鶴子氏のネット記事で「おためごかし」と言う言葉を知った。

 お恥ずかしい話だがこの歳まで「おためごかし」と言う言葉を知らなかった。情けない・・・

 しかし、なんてぴったりな言葉なんだなあー。

 まあ、上野千鶴子氏も日本の介護事業をそう感じているから「おためごかし」と表現したのだろう。

 和敬会も同じく・・・悲しい現実

 承認欲求を勘違いしてるんだろうな。勘違いではなく何故ここで仕事してんの?誰のために仕事してんの?がそもそもズレてるか、成長が子供時代から止まっているのか・・

 私には「施設」の目標とするビジョンはない。ましてや「自分が入りたい施設」像もない。

 絶対に施設には入りたくない!!施設で仕事をしていて全く持って失礼な話だが。

 また、目標とするビジョンについては、私が想像する施設像と入居者ひとりひとりが求める施設とは一致するとは限らないから。

 勝手な理想像は介護者のひとりよがり、身勝手、自己満足でしかない。

 デイたかきは年中行事を着実にこなす。

 帳面消しかとも思われるが、確実にこなす。

 今年の冬、寒風の中意地でも初詣を敢行した。

 風の丘、地味ながら入居者の外出や買い物活動を着実に毎月実施している・・・ほんと地道に。

 なかなか継続的に活動が進まないではなくできないところは、その場しのぎの取り組みしかできない、まさにおためごかしの仕事にすぎない。

 駄菓子屋さん、ドンキーワールド、夕食作り・・・この3つは強制的にやらざるを得ない・・・言い換えればお膳立てはしてもらって現場スタッフは取り組むことができる。

 手間かかってないんだからもっと工夫してよ、仕掛けを発展させるが仕事じゃん!!そう言いたくなるが、おためごかしの仕事しかしないから仕方ない。

 誰のための仕事か、誰に認めて貰うのか・・・基本であるが基本ができていないから継続もしなければ結果も出ない。

 人手不足を理由にやるべきことができない・・・いい時代だ・・・言い訳が世間も認める内容。

 ならば、どんな施設でも必要迫られれば入所するしかない、

 施設経営にはいい時代なのかもしれないが、介護事業である限りお約束のスタッフの数は揃えねばならない・・・人手不足はどこも一緒・・生き残りに何が必要か・・・自ずと見えてくる。

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