私の父方の祖父は、海軍でした。
記憶はもう朧気ですが
覚えているのは
とても物静かで寡黙な人でした。
すっと背筋を伸ばした立ち姿
白いご飯に白砂糖をかけて食べるのが
1番の贅沢だと話してくれたこと。
「戦艦 武蔵」に乗っていたこと。
沢山の勲章?を持っていたこと。
佐世保の生まれだったこと。
その祖父が、どうやって戦中戦後を生き抜いてきたのか?
佐世保からどういう経緯で長崎に移り住んだのか?
私は知りません。
ただ、
私が中学1年の頃から
トイレを汚すことが多くなり、ご飯を残すことが多くなり、
いつのまにか入院し、2年後に他界した祖父。
当時、思春期ということもあり
あまり関わることなく、
少しずつ、今まで出来ていたことが出来なくなっていく姿を「汚い」と思ってしまった私。
あの頃の想いと、祖父の姿が
私の介護への想いの「原点」です。
その祖父の、いや、悲しい戦争のことを少しでも知りたくて
やっと行くことが出来た場所
「知覧」
また改めてアップしたいと思います。